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Date : April, 2019

Location : Oita, JPN
Category : Private House, Renovation
Photographer : YRAD

不動産会社から依頼を受けた、築35年の中古住宅のリノベーションプロジェクト。

コストを掛けずに内外装を現状復旧し、且つ、付加価値を持たせる方法を模索した。

この年代の木造住宅ではよくある畳敷の部屋を、フローリングへ変えたいといったニーズが多いという話から、それを手がかりに、畳敷であった和室の床を、より安価な材料である構造用合板で仕上げた。そのままの状態でも使用可能だが、一般的には下地材として使われるものなので、その上に他の床材を貼ることも可能である。また、改修後も使えそうな長押や障子は残し、部屋の床面積を確保する為に仏間や床の間は撤去した。

結果的に、ここでは「選択」という付加価値を持たせることができ、中古物件を販売する際の一つの手がかりになったのではないかと思う。

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